歯というものは、削れば削るほど脆くなります。また神経を取ってしまった歯も、栄養がいきわたらずに、折れたり欠けたりしやすくなってしまうのです。当院では、患者さまの歯をできるだけ長持ちさせるために、なるべく削らない治療、なるべく神経を取らない治療を実践しています。
虫歯を治療する際は、虫歯にかかってしまった部分の歯を削る必要が出てきますが、歯というものは削れば削るほど脆くなり、欠けやすくなってしまいます。
そこで当院では、患者さまの歯を少しでも長持ちさせるために、虫歯に侵されていない健康な部分をなるべく削らずに、虫歯の部分だけを削る「MI(ミニマルインターベンション)治療」に取り組んでいます。
MIとは「最小限の干渉」を意味する言葉で、拡大鏡(歯科用のルーペ)で視野を拡大し、専用の治療器具を使って虫歯になった箇所だけを削っていく治療方法です。
当院では「カリソルブ」という、スウェーデンで開発された特殊な薬剤を使った虫歯の治療を行っています。カリソルブで虫歯の部分をやわらかくし、専用の器具で取り除いていく治療です。歯を削らずに虫歯の治療ができますので、ほとんど痛みをともないません。
また痛みが苦手な患者さまのために、できるだけ痛みを感じさせないよう、麻酔注射にも工夫をしています。チクッという針を刺す際の痛みを感じずに済むように、注射の前には歯ぐきに塗るタイプの表面麻酔を塗布。細い針をセットした電動注射器を使用して、麻酔液の注入速度を一定に保つほか、麻酔液の温度を管理することで注入時のお身体への刺激と痛みを軽減するようにしています。
歯の治療に対する恐怖心が強い患者さまには、気分をリラックスさせる笑気ガスを吸入し、うとうとした状態で治療を受けられる「笑気麻酔」にも対応していますので、お気軽にご相談ください。
カリソルブ:1歯 | 5,000円(税別) |
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※自費診療です
虫歯が重症化して歯の根っこにまで達してしまった場合、歯の神経を取る治療を行うのが一般的です。しかし一度神経を取ってしまうと、歯に栄養分がいきわたらなくなるため、折れたり欠けたりするリスクが大きくなってしまうのです。
そこで当院では、重症化した虫歯でもなるべく神経を取らずに済むよう、薬剤を取り入れた治療を行っています。これは殺菌効果のある薬剤を使うことで、病巣の虫歯菌を殺し、神経を残せる可能性が高まる治療法です。
歯の根っこは細く、複雑な形をしているため、雑な治療を行うとすぐに虫歯が再発してしまいます。最悪の場合、歯の根っこが折れてしまって、歯を抜かなければいけなくなることも。
患者さまの歯を少しでも長持ちさせるために、当院ではマイクロスコープという歯科用の顕微鏡を活用し、精密な根管治療(歯の根っこの治療)を行っています。肉眼では見えないような細かい部分も、マイクロスコープでしっかりと確認しながら治療することで、虫歯の再発を防ぐ、より確実な治療が可能になるのです。
虫歯がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
虫歯の病巣を取り除きます。歯の神経まで虫歯が達している場合は、神経の治療も行います。
虫歯の進行度合いや大きさに応じて、詰め物や被せ物を装着します。
虫歯を再発させないために、定期検診や歯のクリーニングを受けることをおすすめします。